八柳商店

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2023/11/16 12:43




山が白く雪化粧を始めるこの時期、

今年もオオヤマザクラの苗を100本植えました。




毎年お世話になっている浅利さん(写真)と、

仙北市在住の高齢住民への生活支援(雪下ろし、味噌つくりなど)を行うNPO法人・地域支援隊「えがったなぁ」さんに
今年もご協力を頂きました。
毎年ありがとうございます。


材料不足の解消を目指すこの取り組みは、今年で4年目。

樺細工の製作に使えるような、良質な皮の採集までたどり着けるのかは20年、30年と桜が成長するまで分かりません。


(筒は雪で萎えが折れるのを防ぐため。)

樺細工の材料に適した皮というのは、
寒い地方でゆっくりゆっくり成長したもの。

日当たりが良すぎたり、人がお世話をしたものは立派な木にはなりますが

幹の成長が早く、そのスピードに皮の成長が追い付かないため裂けてしまいます。
そういったものは製作には用いません。

ただ植えるだけなら簡単なのですが、
良質な皮の採集を目的とすると
途端に難しいものになります。

2020年に始めたこの取り組みでは
1年目に100本、
2年目は80本、
3年目に100本
4年目の今年は100本
今までに380本の桜を植えています。




このうちの何本が、良質な皮を身に着けてくれるでしょうか。

冬の期間、雪の重さに耐えきれず折れてしまったものもあります。




正直に言うと、私たちも 初めからうまくいくとは思っていません。

ですが続けていれば。

改善する点や、新しい視点がきっと生まれるはずです。

これまでも、樺細工業界全体で植樹を行っています。先人たちの努力に敬意を払い、
次の世代への希望の種まきを続けていきたいと思います。



昨年、浅利さんがこう言いました。

「何年か経ったら桜が咲く。
桜が咲いたらミツバチの巣箱を置こう。
桜が成長するまでには何年もかかるけど
その間も他の楽しみができるよ。」

そして今年。

「ホラここに芽がついてる、春にはきっと咲いてくれるよ。」

春の楽しみが、またひとつできました。