紅葉の終わりに、お店で紅茶を飲んだ。

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ガラスポットの中でゆっくりと開いていく茶葉を見ていると、体も緩んでいくのが分かった。

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いくつかを飲み比べて、これはスパイシーだね、こっちは中国茶みたいだね、なんてやりとりをした。

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最高のリラックスタイムだった。

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そしてあることに気付いた。

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「緩んで初めて、固まっていたことに気づく」ってことだ。

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全然大丈夫、まだ疲れてなんかない、他の人はもっとやってるんだから。

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そうやって知らず知らずに力が入り、心も体も凝り固まっていたことがよく分かって、驚いた。

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だって本当に　疲れてなんかない、と思っていたから。

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⁡そっかそっか、私気を張りすぎていたみたいだ。

そう思えたのは多分、「一緒にいた人達」が自然体で優しかったせいもあると思う。

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他人と比べる必要はないんだった、自分のペースで頑張ればいいや　と改めて思った。

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ゆっくりとお茶を飲む時間はやっぱり必要だ。

ここで「一緒にいた人達」について触れようと思う。

自然体で肩に力が入っておらず、それでいてパワフルに活動していらっしゃるお2人だ。

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紅茶を淹れてくれたのは、由利本荘市で「暮らしの道具と紅茶　みつばち」というお店を構える　リョウコさん。

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一緒に紅茶を飲んだのは、手仕事を紹介する活動をされているNowvillage のカオリさん。

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【紅葉の角館で紅茶の販売】をカオリさんが企画してくれて、リョウコさんが出張販売に来てくれた11月。

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店内には紅茶の香りと、カオリさんが持ってきて並べてくれた八橋人形などでいつもよりカラフルだった。

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緩く優しい時間だったなと振り返る。

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あの時リョウコさんに教えてもらった淹れ方で、開いていく茶葉を見ながら

意識的に心と体を緩めたりしている。

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紅茶、もっと買っておけばよかったな。

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リョウコさんのお店に買いに行こう。

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⁡お二人と、

イベントに足を運んでくださった皆さん、

ありがとうございました。

リョウコさん

カオリさん

（カオリさんからもらった画像）

八慶